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日本史


日本史は範囲が膨大なため、行政書士試験で出題のありそうな部分だけを掲載している。特に、江戸時代以降は出題頻度が高い。

■年表

1、年表:時代や文化などを簡単に表にしたものは以下である。







■文化

1、文化:日本の文化を順に示すと次のようになる。旧石器文化、縄文文化、弥生文化、古墳文化、飛鳥文化、白鳳文化、天平文化、弘仁貞観文化、国風文化、鎌倉文化、北山文化、東山文化、桃山文化、元禄文化、化政文化。勿論、明治時代、昭和時代にも文化はある。また、北海道や沖縄では本州とは違った文化であった時期もある。

2、旧石器文化:旧石器文化は数十万年前から1万年前の文化である。主に動物狩猟による食料獲得が行われていた。有名な遺跡では、1949年に、相沢忠洋が、群馬県新田郡笠懸村岩宿で関東ローム層中から発見した旧石器がある。

3、縄文文化:縄文文化は、1万年前から紀元前3世紀頃までの文化である。モースが大森貝塚で発見した縄紋様の土器が由来である。縄文土器の変化によって、草創期・早期・前期・中期・後期・晩期の6期に分けられる。竪穴式の住居、抜歯、土偶などが特徴である。

4、弥生文化:弥生文化は、紀元前3世紀から3世紀までの文化である。弥生式土器の使用、水稲耕作の開始、高地性集落、邪馬台国の卑弥呼が特徴である。

5、古墳文化:古墳文化は、3世紀から7世紀頃までの文化である。前方後円墳、土師器、須恵器、埴輪が特徴である。

6、飛鳥文化:飛鳥文化は、7世紀はじめから8世紀頃までの文化である。中国大陸の南北朝の文化の影響を受けた国際性に富んだ、多くの大寺院が建立された仏教文化である。寺院では聖徳太子による法隆寺と四天王寺、蘇我馬子による飛鳥寺がある。他には天寿国曼荼羅繍帳とそれにある世間虚仮唯仏是真、厩戸王子の著作といわれる三経義疏が有名である。

7、白鳳文化:白鳳文化(はくほうぶんか)は、8世紀頃の文化である。条坊制(碁盤の目のような区画)を布いた本格的な中国風都城の藤原京を中心とした、天皇や貴族中心の華やかな文化である。

8、天平文化:天平文化は、8世紀頃の文化である。唐の最盛期の文化の影響を強く受けた国際色豊かな性格を持つ貴族文化である。条坊制をしいた平城京が中心である。校倉造りの東大寺正倉院、鑑真が開いた唐招提寺の金堂が有名である。

9、弘仁貞観文化:弘仁貞観文化は、8世紀中ごろの晩唐の影響を受けた文化である。894年に遣唐使が廃止されたことにより次第に次の国風文化へと移行していくことになる。

10、国風文化:国風文化は、9世紀終わりごろからの文化である。遣唐使が廃止されたことにより日本独自の文化が発展した。かな文字による文学が特に発達した時代である。平等院鳳凰堂や中尊寺金色堂は有名である。

11、鎌倉文化:鎌倉文化は、12世紀終わりごろからの文化である。特徴としては武士や庶民の新しい文化が以前の貴族文化と拮抗し、文化の二元性がでてきたところにある。また、中国(宋・元)からの禅文化の影響も色濃い。法然や親鸞などの鎌倉新仏教も成立した時代である。

12、北山文化:北山文化は、14世紀終わりごろからの文化である。明との勘合貿易や禅宗の影響を受けた大陸文化である。3代将軍足利義満の北山別荘の鹿苑寺金閣は有名である。一層が公家風の寝殿造で阿弥陀堂、二層が住宅風(俗説では武家造)、三層が禅宗様の仏殿風で仏舎利を置いた構成となっている。下の写真は金閣寺である。


13、東山文化:東山文化は、15世紀中ごろの文化である。禅宗の影響を受けた文化であり、幽玄・枯淡が特徴である。8代将軍足利義政の東山別荘の慈照寺銀閣は有名である。一層は住宅風の書院造、二層は禅宗様の仏殿という構成になっている。

14、桃山文化:桃山文化は、16世紀中ごろからの文化である。それまであった仏教色が薄れ、現実的であり世俗的な文化である。また、城郭建築などでは豪華絢爛なものが多い。絵画では障壁画や濃絵、茶道では千利休などが有名である。

15、元禄文化:元禄文化は、17世紀中ごろの文化である。江戸時代は都市の発達にともない商業が栄えた。その中心だったのが上方(大坂など)で、上方の町人たちを中心にした文化が元禄文化である。明るく活気に満ちた文化である。文学では井原西鶴や松尾芭蕉、建築では桂離宮や日光東照宮などが有名である。

16、化政文化:化政文化は、19世紀ごろの文化である。江戸時代後半になると中心は江戸になり、文化の担い手も江戸の町民たちによるものとなった。元禄文化にくらべて、いきいきとした明るさやはなやかさは失われたが、こった好みやこっけいがよろこばれるなど町人文化としての円熟味が増した文化である。浮世絵が発達し多色刷りの錦絵などが生まれた。

17、明治の文化:明治時代になると、国を挙げて積極的に西洋の文化を吸収していくようになる(うわべだけ)。また自由民権運動もさかんとなった。1872年には太陽暦を採用(グレゴリオ暦を採用し、1872年12月3日を1873年1月1日とした)し、1876年には廃刀令(軍人や警察官など以外は帯刀禁止)が出された。他にも、鉄道馬車、人力車、ガス灯、ランプなどがある。明治の文化を表す言葉で、ザンギリ頭を叩いてみれば文明開化の音がするは有名である。

■江戸時代

1、江戸幕府:江戸幕府は別名、徳川幕府とも言う。武家政権である。徳川家康が1603年に征夷大将軍に任官されてはじまり、1867年に徳川慶喜が大政奉還して辞職し幕を閉じた。鎌倉幕府、室町幕府につぐ日本史上3番目の幕府にして最後の幕府である。討幕運動が盛んになった最後のころを幕末という。歴代将軍は以下を参照。

2、幕藩体制:江戸幕府の支配体制を幕藩体制という。中央政府の幕府と、地方政府の藩による二重支配になっていた。藩を統治していたのは将軍が任命した大名であり、大名には参勤交代(1635年)や治水工事などの大きな財政負担がかされており江戸幕府に反逆できないようになっていた。

3、藩と大名の種類:藩や大名にはいくつかの種類がある。以下を参照。

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