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ペイオフ



■ペイオフ

1、ペイオフ:ペイオフとは金融機関が破綻し預金等の払戻しを停止するなどの保険事故が生じた場合、預金保険機構が預金者に対して保険金の支払を行うことである。

2、預金保険機構:預金保険機構とは預金保険法に基づいて1971年7月に設立された、預金者の保護と金融機関の信用秩序の維持を目的とする機関である。預金保険制度の運用にかかわる業務、金融整理管財人としての業務、整理回収機構に委託した不良債権にかかわる業務、健全金融機関の不良債権買取にかかわる業務など、さまざまな業務を行っている。

3、保険金の支払額:ペイオフが実施された場合の保険金の支払額は、預金者1人当たり預金元本1000万円までとその利息である。当該上限を超える部分については保険金は支払われないが、破綻金融機関の清算配当率に応じて払い戻されることとなる。




4、ペイオフ解禁まで:ペイオフ解禁までの流れや、保護される預金などについては以下の図を参照。保護対象外となっているものは預金保険制度においてであり、別の制度で保護される場合がある。

5、2005年4月から:2005年4月からはペイオフで全額保護されるのは、決済用預金の一部だけとなる。普通預金でも有利息のものは全額保護の対象とはならないことに注意が必要である。

6、名寄せ:名寄せとは一金融機関内において、一預金者の保有する預金総額を算出する作業のことである。同じ預金者が一つの金融機関で複数の口座を持つことは珍しくなく、名寄せによる一元化が必要である。この作業は預金保険機構が行うが、金融機関も平時から顧客の管理をしておかなければならない。ペイオフ解禁において、預金者の管理を一元化することは欠かせないことである。

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