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日本の選挙制度



■選挙制度

1、選挙制度の歴史:日本の選挙は1890年7月に一定の納税額を納めた男子にだけ与えられる制限選挙からはじまり、1925年に納税条件が撤廃され、1945年に男女平等の選挙制度が実現された。選挙制度の変遷は以下の図を参照。

2、選挙区制:選挙区制は大きく3つに分けることができる。大選挙区制、小選挙区制、比例代表制の3つである。詳しくは以下の図を参照。現在の衆議院議員選挙では小選挙区制と比例代表制、参議院議員選挙では選挙区選挙と比例代表制による選挙が行われている。

3、政党:政党とはある特定の主義や政治思想において一致した人々の集まりであり、国民利益の増進を目指すため政治活動を行う集団である。国民は選挙の際、個々の候補者について必ずしも十分な知識を持っているわけではないが、政党や政党の掲げる理念が重要な判断材料になる場合がある。

4、政党の機能:政党には次のような機能がある。(1)政治と世論を結びつける、(2)政権の獲得、(3)世論の反映、(4)福利の実現。

5、政党政治:政党政治の形態には二大政党制と多党制がある。二大政党制とは二つの大きな政党が与党と野党になり互いに牽制しながら政権を取り合う形態であり、政局が安定し政治責任が明確になるというメリットと国民全体の多様な意見が反映されにくいというデメリットがある。多党制とは多数の政党が競合しあう形態であり、国民全体の多様な意見が反映されやすいというメリットと政局が安定せず政治責任が不明確になるというデメリットがある。

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